マチルダの丘(ドイツのアールヌーボー)



マチルダの丘(ドイツのアールヌーボー)

マチルデン
ダルムシュタットのマチルダの丘は、1900年頃最後の大公エルンスト ルードヴィッヒ
によってつくられた芸術家村で アールヌーボーの発信地として知られる。

美術館 アトリエ 芸術家の住居 結婚記念塔などから成り立っている。
戦争でかなりの損害を受けたものの いまでも 当時の様子がうかがえる
アールヌーボーの建物を見ることが出来る。
芸術家が住んでいた住居は 当時最先端の文化的生活様式をあらわしており、
建築 内装 家具 どれもドイツアールヌーボーの粋を集めている。
フランスのアールヌーボーと比べると,すっきりとしていて、
唐草の絡み付く感じも少なく,おしゃれな感じで私個人の好みではある。
現在も人が住んでいる為 中を見ることは出来ないが,村全体が公園のようになっている為
散策しながら外観を楽しむ事は出来る。

美術館は今でも展覧会が行われ,
もとのアトリエはドイツアールヌーボーの美術館になっている。中には当時の作家達の
作品(アクセサリー ステンドグラス 食器家具 ランプなど)や 
完成当時の芸術家村のモデルが置いてある。上の写真はその入り口部分である。
(現在は入り口として使われていない。)

美術館の前は広場のようになっており,美術館の二階は狭いながら軽食が
出来るカフェになっていて,なかなかセンスが良い。
日曜など 鉄球を使ってするゲームに 興じているグループがたくさん見られる。
小さな子供連れはもちろんのこと、観光地というよりも 
市民の憩いの場のような印象を受ける。

下の写真は結婚記念塔(ヨーゼフ オルブリッヒ設計)

結婚記念塔



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